ちづるうた設定集

■前置き

ちづるうたで配布しているUTAU音源たちの、「公式設定として載せるには情報量が多いのと池弦の趣味が出過ぎているので公式設定にはしないでいる設定ですがこれを脳内にしまい込みながら歌ってもらったり絵を描いたりしています」という設定を紹介するところです。かなりキャラクターに対して情け容赦ない重めの過去設定などが載せられているので何らかの苦手な要素が含まれていた場合は見なかったことにしてください。以下アイコンをクリックするとキャラクター詳細に飛びます。

星野咲矢根干屋矢根ちはる花間ココ錦弓也

■星野咲

星野咲名前*星野咲(ほしの さき)

性別*男

年齢*14~16歳

誕生日*7月7日(自称)

髪と目の色*黒髪赤目。左の白い横髪はメッシュ。

体型*身長は160cm前後、痩せぎす。

好き・趣味*血ときれいなものとふわふわしたものと悪戯

嫌い・苦手*雷などの大きな音ときたないもの、触られること

口調*一人称は俺。年若い男の子の口調。

 

「や~い、引っかかった」

「忘れちゃえばいいんじゃない?忘却はひとつの自己修復手段だから」

 

燐火に居候している悪戯っ子。燐火のもふもふどもをモフろうとしてよく避けられている。

少し聴覚が鋭いため、暗い所でも器用に動くがその代わり大きい音は苦手。

 

▽経歴

両親を失った数年前からトラウマによる精神の歪みが酷く、人間不信を患っていることや加害衝動が起きることもあり孤児院に馴染めず脱走常習犯に。いつもの脱走中に偶然樫樹と知り合い、様々な紆余曲折や正式な手続きののち燐火に居候中。

 

▽能力とか生態

身体ステータスはいたって貧弱な人間の少年そのものだが、手先は器用で非常に耳がいい。暗闇の中でもあまり物にぶつかることがないらしいが、その代わりに大きい音が苦手。

他人に触れられるのと閉所や水の中にいるのが苦手なこと、加害衝動などはトラウマによるもの。

 

▽性格および内面

自身の加害衝動や、過去の記憶に苦しんでいるため半ば捨て身で生きているが、燐火にいる間に少し回復を見せてきてはいる。飄々としているように見えて人間不信気味だが、一度心を開けば世話焼きで心配性な面もある。

 

■矢根干屋

矢根干屋名前*矢根干屋(やね ほしや)

性別*男

年齢*23歳

誕生日*4月29日

髪と目の色*黒髪紫目。

体型*身長186cm、風船のように軽くて痩せぎす。

好き・趣味*親切な人

嫌い・苦手*強風の日、高圧的な人

口調*一人称は私、僕のどちらか。どんな相手でも敬語。

 

「今日はとてもお日柄が良ッあああああぁぁぁ……(風圧で飛んでいく)」

「いえ、一応筋肉は存在しているんですよ。体重がないだけで」

 

ちはるの兄。気が付くと風で飛ばされている不思議なお兄さん。曰く「ちょっと呪いで体重が軽くなってて」とのことで、服は着た瞬間重力がオフになるらしい。

 

▽経歴

両親が行方不明になり、祖父母も早くに亡くなり親戚の家を転々としていたが、幼少期から妖と縁が深かったためかどこに行っても煙たがられていた。そんなある日、「君のその能力が欲しい。我が家においで、歓迎しよう」と矢根家現当主に引き取られ、血の繋がりはないが息子として、次期当主としての教育を施されるようになる。

が、「元当主の弟の隠し子がいた」「その隠し子の娘に非常に高い素質があった」という事実が発覚してからその教育はぴたりと止み、矢根家で自分に残った肩書はただの「外部から連れて来た血の繋がらないちょっとした素質と知識があるだけの子供」になった。それを理解したので矢根家からはほぼ離縁し、現在は時々矢根家の手伝いをする以外は人間と妖間での厄介ごとなどの相談窓口のような仕事(表向きは怪しいお面屋)をして生計を立てている。

 

▽能力とか生態

一応人間として生まれているはずだが、妖怪に力を借りるにあたって自身の体重などを対価としたため体重が風船レベルで極端に軽くなっている。ちょっとした風でも宙を舞うことができるので、妖怪の力を借りた結果扱えるようになった何本もの細い霊糸(?)による拘束や斬撃などの手段を用いて妖祓いを行えるほか、一応これで地に留まろうと思えばいくらでも留まれるのだがあまり留まっていない。

 

▽性格および内面

表向きは穏やかな青年。内面がものすごく苛烈だったり冷酷なわけではないが自己肯定感は極端に低く、ほどほどに淡白というか諦めが早い。時々生活に苦言を呈すくらいで素直にその素振りを見せようとはしないが、妹のおかげで自己肯定感がギリギリを保った状態のため、妹のことはかなり心配している。 

 

■矢根ちはる

矢根ちはる名前*矢根ちはる(やね - )

性別*女

年齢*15歳

誕生日*4月29日

髪と目の色*赤紫の髪、目。

体型*身長148cm、標準より少しやせ型。

好き・趣味*兄様とお漬物

嫌い・苦手*柑橘系の食べ物の味と香り、虫

口調*一人称は私。どんな相手でも敬語だが相手によっては少し雑になる。

 

「兄様のお話ですか?話せば長くなりますが……あと過大評価過ぎると兄様には窘められますが、それでもよろしければ」

「ですからシトラス系の香水はやめてくださいとあれほど申したはずですが耳か鼻が腐っちゃってるんですかね!?!祟りますよそこの狐(※ココ)が!!!!!」

 

干屋の妹。気が強くて真面目だが少しおっちょこちょいで自己犠牲がち。干屋が飛ばされていたら回収するのは主に彼女。

 

▽経歴

代々妖祓いの家系である矢根家元当主の弟が行きずりに出会った女性と儲けた子の娘。現当主の従姪。

早くに両親を亡くし施設育ちだったが、矢根家の血を継いでいるため幼少期から妖に対する察知能力が高いだけでなく、それらを使役および統率する才能にも秀でていたことからそれらを察知すらできない周囲に馴染めず孤立していた。そんなところを矢根家現当主が発見し、彼女を迎え入れて矢根家の娘、次期当主として育てるようになる。

 

▽能力とか生態

身体ステータスは年相応の人間の少女のもの。ただし、いわゆる霊力、妖力といったものに焦点を当てると非常に高い素質がある。

自身に妖怪を憑かせてその妖怪の力を借りる(降霊術の一種である"口寄せ"に近いもの)といった手法で妖祓いをしている。そのため寿命は年々短くなっている可能性がある。

 

▽性格および内面

勝気で聡明な少女だが、聡明ゆえに"素質"だけを理由に矢根家に連れてこられたことを理解しているため矢根家に特に恩義は感じていない。しかし、自分に次期当主の座を奪われる形になったはずの"兄様"。彼といる時が一番穏やかな心地でいられるため、彼にはめっぽう懐いている。

自分の素質や才能への評価には堂々と応えるが、それ以外で自分を必要とされたり評価されることには慣れていないため、後者をされると照れ始める。

 

■花間ココ

花間ココ名前*花間ココ(はなま - )

性別*♂

年齢*17歳(自称)

誕生日*1月11日

髪と目の色*赤みがかった茶髪とライトブラウンの目。

体型*身長175cm、細身の男の体格。

好き・趣味*女装と流行

嫌い・苦手*香水などにおいが強すぎるもの

口調*一人称は俺。相手や気分に応じてギャルみたいな口調にも堅めの男性的な口調にもなる。

 

「まあなんてったって俺ってばかわいいから~?」

「術のかかりが強すぎたみたいだな。まあ二、三日もすれば目も覚めるだろ」

 

女装が趣味な狐の妖怪。花と名がついているというからには花の香りの香水などを使いたいものの、蓋を開けた瞬間においでノックアウトされてしまうのが悩み。

 

▽経歴

親がかなり強力かつ人間にとって悪しき妖狐であり、そんな親が退治されてからは一匹で心細い思いをしながら過ごしていた。が、優しく匿ってくれる人間の少女と出会う。幼い彼女を同じく幼い情緒で嫁にすると約束したため、彼女が十代半ばになってから彼でなく村の青年との婚姻が決まった際に青年を"退治"した。その後、彼女がどこに行ったのか分からなくなってしまった。

彼女がいなくなった原因が自分だと理解した時から人間時の化け姿が殆ど変えられなくなっている。実年齢はおおよそ3桁で、弓也より少し若い。現在は干屋にスカウトされ、彼の妹のちはるを適度に見守っている。

 

▽能力とか生態

SSRの妖狐の血を引いているので呪いを扱ったり狐火やまやかしを見せるなど妖狐にできる事ならそこそこなんでもできるが好んでやることはない。変化に関しては上記の通りで人間への変化のみほぼ姿が固定されてしまっている。なんで……女装……やってるんだろう……。

この通り(何もしないだけで)スペックは高めだが、嗅覚が鋭いおかげで匂いの強いものを持ってこられるとノックアウトされてしまう。

 

▽性格および内面

陽キャの振る舞いをしているが、長年贖罪のために生きているので若干自己犠牲精神が強め。人間の情緒をあまり理解していない、する気がない妖怪や神様を見るとひやひやする。

 

■錦弓也

錦弓也

名前*錦弓也(にしき きゅうや)

性別*♂

年齢*ピッチピチ

誕生日*3月1日

髪と目の色*両方オレンジだが髪は黄色のグラデがかかっている。

体型*160cmが底5cmくらいのサンダルを常に履いている。体は薄そう。

好き・趣味*かわいいものとちいさきものと水辺と人間観察と女装

嫌い・苦手*人間と熱いもの

口調*一人称は俺。おおよそ年若い男の子の口調。

 

「大丈夫?いっちょ祟っとく?」

「あらやだ!ただのかわいい妖精さんだってば」

 

いつも陽気な自称金魚の妖精。本人曰く一定範囲に数日間豪雨が降るような祟りを起こせるらしく、実際のところそんなファンシーな種族ではないようだ。

 

▽経歴

村の守り神だった竜神と恋に落ち、村の信仰が廃れ竜神が消えてしまう間際「ずっと一緒にいたいので私の血を飲んでください(意訳)」と言われその血を飲んで神に近い力を得た人間の青年。実年齢は正確に数えればおそらく3桁を超えているが、血を飲んでしばらく眠っていた(その間に人間から竜神に近い体になっている)ので精神年齢は16~18歳くらい。長い年月を過ごしたと言ってもほぼ寝ていたので年月の感覚もまだ人と同じ。

ちなみに目覚めてしばらくは浦島太郎状態だったし、現代人の「昔○○流行ったよね~」が微妙に分からない。

 

▽能力とか生態

霞になったり水に溶けたり竜になったり魚になったりの変化が可能な他、ちょっと浮遊するなどの神通力が使えたり一定範囲内で集中豪雨災害も起こせる。もちろん普通の雨も降らせることができる。

熱いものが苦手だと挙げているがただのキャラ作りのため、人の目がなければできたてインスタントラーメンも食べる。

 

▽性格および内面

竜神の血が流れているが、血が流れていることによって竜神の精神が彼の体に宿っているのか、竜神が今も"生きて"いるのかは定かではない。弓也本人は自分の過去を含め殆ど何も語ろうとはしないが、追及するなら「ずっと眠ってるよ、疲れただろうしね」とだけ答えるかも……しれない。

人間が苦手というよりは、かつての村の人間たちのように簡単に愛(信仰)を手放してしまう人間を嫌っているだけ。